カテゴリー別アーカイブ: 資料

電子版 その後

 電子版を出して1月たちました。
 おかげさまで、そこそこ売れてきました。
 ご覧になった方はふつふつと疑問が湧き上がってきていると思います。
 これから順次疑問をぶつけてみたいと思います。
 これは?という方はぜひ投稿願います。

食堂車メニューをみる

食堂車メニューコレクションを電子出版しました。

このたび当店所蔵の資料の中から、「食堂車メニューをみる: 日本食堂メニューコレクションから」を電子出版いたしました。

戦後(昭和26年から31年)の日本食堂のメニューコレクションを広く公開いたします。
おなじみ、つばめ・はと、さくら、かもめ、霧島・筑紫、玄海、十和田、大雪、あおば、みちのく、日本海、や  連合軍専用列車のおもかげを残す、当時の食堂車メニューを時系列および列車間の関係を見ながら  知ることができる80枚余のコレクション。
「朝食のご案内」「お茶のご案内」などもあります。

鉄道趣味の分野にとどまらず、戦後風俗を研究するための一級の一次資料と考えます。
是非この機会にご一読をお勧めいたします。

同一月・同一列車で3種類のメニュー
ベタ塗りされた広告があるぞ
連合軍列車ではアルコールはご法度
体裁はどう変わっていくか
列車タイトルと違う列車ダイヤ
駐留軍と一般客では当然違うメニュー
外食券は必要なの
等々

あなたは、このコレクションから何が見えますか?

表紙絵から 有楽町付近

月刊読売 昭和26年10月1日

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有楽町付近 石川滋彦

九月といってもまだ残暑が続くが、空の感じだけは、雲の動きも色も秋である。地上の街々はまだまだ暑い。ガードの上には国電が重い音をたて、路上には大きなバスがディーゼルエンジンの特異な響きをきかせる。交通信号を待つ人が舗道にいっぱいあふれ、車の途だえる車道は案外ひろびろしている。街路樹が黄葉するのはまだまだである。有楽町のガードあたりの風景である。

表紙絵から 休電日

時局雑誌 週刊朝日 昭和19年6月25日

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時局を考慮しまして時局雑誌の表紙絵です。

下部に「休電日 麻生豊筆」 とあります。

休電日とは電気が休みの日でしょうか?電車は後ろを走っていますからね。

この時期に週刊誌なぞというものがあったのですね。でも都会のみでの販売だったのでしょうね。ご存知の方がいらしたら教えてください。

 

 

表紙絵から 汽車と女優

サンデー毎日 昭和33年2月16日

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後ろの汽車(C57か?)は我々の知っているシンダーや煤に塗れたそれである。これに対して鮮やかなイエローのスーツや女優の白い顔が対照的なものとして写している。

カラフルなものがほとんどなかったこの時代、この写真は衝撃的だったろう。女優は久我美子だろうか。