表紙絵から 堀端の雪 コメントをどうぞ 週刊読売 28年2月1日号 堀端の雪 鈴木信太郎 ひと晩降り続いた雪もあがり、半蔵門から三宅坂に向かった お堀端いっぱいに朝日がさしている。むこうには丸ノ内から 銀座のビルが頭を出している。 そのオフィスに通うサラリーマンをすしづめにして、都電はかれた柳並木 をガタゴトはしっている。堀には水どりが朝食を求めて泳いでいる。 こんな景色が一番好きだ。自分でもよくまとまったと思っている。